宗村 敦子 (Munemura Atsuko)

Munemura Atsuko 千葉経済大学経済学部
専門 南アフリカ西ケープにおける缶詰産業の事例をとりあげながら、戦前の同国の製造業の形成過程を歴史的に考察してきました。私の関心は、農村地域における女性の季節労働者たちがどのようにして製造業に必要なスキルを身につけていったのかを明らかにすることです。この研究では「なぜ女性人口の極端に少ない地域で、彼女らを中核労働とする産業が形成されたのか」という問いを、農場と製造業の双方の視点から分析しています。
主な著書
  • 宗村敦子「南アフリカにおける工業化と労働者」、北川勝彦、北原聡、西村雄志、熊谷幸久、柏原宏紀(編)『世界経済史』、昭和堂、2017年、269〜274 頁。
  • 宗村敦子「1930-40 年代西ケープにおける缶詰め産業の成立―南アフリカの第二次工業化と地域経済」『アジア太平洋論叢』第20号、2014年、123〜147頁。
  • 宗村敦子「研究動向『新しいアフリカ経済史』におけるイノベーション-統計加工による南アフリカ工業化論の新展開」『思想』2017年7月号、139〜149頁。
  • 宗村敦子「南アフリカの労働集約型工業化-1930年代西ケープにおける労働共有型地域経済の形成」博士論文、2018年。
    宗村敦子「アパルトヘイト下の産業超亭委員会制度のもがき-1950年代南アフリカの缶詰労働者組合の労使交渉からの一分析」『関大経済論集』第67巻4号、2018年、711〜730頁。
  • Atsuko Ansai-Munemura, “Industrial Conciliation between Multi-Racial Trade Union and the Apartheid Government: A study of the Food and Canning Workers Union in 1950s Western Cape”, Global Leadership Training Programme in Africa, 2016, Final Report.
  • Atsuko Munemura, “Book Review: G. Austin and K. Sugihara(eds.), Labour Intensive Indusrialization in Global History, London: Routledge, 2013”, Asian Review of World History, Vol. 2, No.2, August 2014, pp. 269-274.

米田 信子 (Yoneda Nobuko)

Yoneda Nobuko 大阪大学 大学院言語文化研究科
専門 言語学
アフリカ大陸赤道以南に広く分布するバントゥ諸語と呼ばれる言語群の記述研究をしています。主な対象言語は、タンザニアで話されているマテンゴ語とスワヒリ語、ナミビアで話されているヘレロ語です。タンザニアやナミビアの言語状況や言語政策など社会言語学的研究もしています。
主な著書
  • YONEDA, Nobuko. 2017. “Conjoint/Disjoint Distinction and Focus in Matengo (N13).” Hyman, Larry & J. van der Wal. (eds.) The conjoint/disjoint alternation in Bantu. Berlin: Mouton de Gruyter. pp.426-452.
  • YONEDA, Nobuko. 2016. “Event integration patterns in Herero: The case of motion event components.” Asia and Africa Languages and Linguistics. 10. 219-244.
  • 米田信子. 2016.「スワヒリ語における『~ハ~ガ』構文および類似した構文について」『スワヒリ&アフリカ研究』27. 17-36.
  • 米田信子. 2015. 「スワヒリ語における有対動詞:派生の形式と動詞の意味を中心に」パルテシ,プラシャント・ハイコ ナロック・桐生和幸(編)『有対動詞の通言語的研究』東京:くろしお出版. pp.351-368.
  • 米田信子. 2015.「スワヒリ語の場所格の主題化」『日本語学』34(12). 68-76.
  • 米田信子. 2012.「アフリカにおける識字を考える」『ことばと社会』14. 43-66.
  • YONEDA, Nobuko. 2011. “Word order in Matengo (N13): Topicality and informational roles.” Lingua, 121(5). 754-771.
  • YONEDA, Nobuko. 2010. “Topical hierarchy and grammatical agreement in Matengo (N13).” Legère, K. & C. Thornell (eds.) Bantu Languages Analyses, Description and Theory. Köln: Rüdiger Köppe Verlag. pp.313-323.

栗本 英世 (Kurimoto Eisei)

Sakuma Yutaka 大阪大学 大学院人間科学研究科
専門 社会人類学,アフリカ民族誌学。研究テーマとして、内戦と紛争、難民、戦後復興、平和構築と人道主義的介入など。南スーダンとエチオピア西部で、西ナイル系諸民族集団(主としてパリ人とアニュワ人)の人類学的フィールドワークに従事。
主な著書
  • 栗本英世、1996『民族紛争を生きる人びと: 現代アフリカの国家とマイノリティ』世界思想社
  • 栗本英世、1999『未開の戦争、現代の戦争』岩波書店
  • James, W., E. Kurimoto, D.L. Donham, and A. Triulzi (eds.) 2002. Remapping Ethiopia: Socialism & After. Ohio University Press, 306pp.
  • 河森正人・栗本英世,・志水宏吉(共編)2016『共生学が創る世界』大阪大学出版会

飯田 卓 (Iida Taku)

Iida Taku 人間文化研究機構 国立民族学博物館
専門 アフリカ島嶼部のマダガスカルを中心に、漁撈に依存したくらし全般を研究しています。国家や国際機関、NGOなど、最近になって村落部で活動を始めたアクターは、水産資源を持続的に利用できるよう、さまざまなかたちで漁民にはたらきかけています。いっぽうで漁民たちは、新しい漁法をたえずとり入れつづけていて、できるだけ収入が減らないよう努力しています。いろいろな種を捕るようになっているので、ひとつの種にかかる漁獲圧が急に高くなっているわけではなさそうですが、それでも人口は増えつづけていますし、少しずつ資源減少は進行していきそうです。地球温暖化に対するとり組みと同じように、地道に解決を模索していかなくてはなりません。
主な著書
  • 飯田卓 2017. 「戦後期南西諸島における爆薬漁――八重山諸島の事例」『島嶼研究』18 (1): 1-14.
  • 飯田卓 2014. 『身をもって知る技法――マダガスカルの漁師に学ぶ』臨川書店。
  • 東賢太朗・市野澤潤平・木村周平・飯田卓(編)2014. 『リスクの人類学――不確実な世界を生きる』世界思想社。(英題:Anthropology of Risk: Living in an Uncertain World, Sekaishisosha)
  • 飯田卓・深澤秀夫・森山工(編)2013. 『マダガスカルを知るための62章』明石書店。
  • 国立民族学博物館(編)飯田卓(責任編集)2013. 『霧の森の叡智――マダガスカル、無形文化遺産のものづくり』国立民族学博物館。
  • 飯田卓(編) 2012. 『マダガスカル地域文化の動態(国立民族学博物館調査報告103)』国立民族学博物館。
  • 飯田卓 2012. 「漁師と船乗り――マダガスカルとモザンビークにおける漁村伝統の対照性」松井健・野林厚志・名和克郎(編)『生業と生産の社会的布置――グローバリゼーションの民族誌のために(国立民族学博物館論集 1)』岩田書院, pp. 125-148.
  • 飯田卓 2011. 「海をめぐる無形の資本――マダガスカルの漁村から資源管理論を問い直す」松本博之(編)『海洋環境保全の人類学――沿岸水域利用と国際社会(国立民族学博物館調査報告97)』国立民族学博物館, pp. 73-90.
  • Bram Tucker, Mr. Tsimitamby, Frances Humber, Sophie Benbow, Taku Iida 2010. Foraging for Development: A Comparison of Food Insecurity, Production, and Risk among Farmers, Forest Foragers, and Marine Foragers in Southwestern Madagascar. Human Organization 62 (4): 375-386.
  • 飯田卓 2010. 「ブリコラージュ実践の共同体――マダガスカル、ヴェズ漁村におけるグローバルなフローの流用」『文化人類学』75 (1): 60-80.
  • 飯田卓 2008. 『海を生きる技術と知識の民族誌――マダガスカル漁撈社会の生態人類学』世界思想社。
  • 国立民族学博物館(編)印東道子・飯田卓(責任編集)2007. 『オセアニア――海の人類大移動』昭和堂。

藤岡悠一郎 (Fujioka Yuichiro)

Fujioka Yuichiro 九州大学 大学院比較社会文化研究院
専門 ナミビア、南アフリカなどの半乾燥地域の農村において、人と植物との関係について研究をしています。農地の中に成立する林、“農地林(アグロフォレスト)”に注目し、特徴的な植生が形成されてきた背景や地域住民の生業や生計における意味、果実の商品化にともなう樹木利用の変化などについて調査を進めています。
主な著書
  • 藤岡悠一郎(2017)「4.3 乾燥地域における牧畜,昆虫食,マルーラ酒」島田周平・上田元(編)『世界地誌シリーズ8 アフリカ』朝倉書店,pp.70-78.
  • Teshirogi, K., Yamashina, C., Fujioka, Y. (2017) Variations in mopane vegetation and its use by local people: Comparison of four sites in northern Namibia. African Study Monographs 38(1): 5-25.
  • Watanabe, Y., Itanna, F., Fujioka, Y., Ruben, S. Iijima, M. (2017) Soil fertility status of seasonally closed wetland ecosystem (ondombe) in north-central Namibia. African Journal of Agricultural Study 12(18): 1538-1546.
  • 藤岡悠一郎(2016)「マルーラ酒が守るサバンナの農地林」重田眞義・伊谷樹一(編)『アフリカ潜在力 4 争わないための生業実践―生態資源と人びとの関わり』京都大学学術出版会,pp.245-263.
  • 藤岡悠一郎(2016)『サバンナ農地林の社会生態誌―ナミビア農村にみる社会変容と資源利用』昭和堂.
  • 藤岡悠一郎(2016)「気候変動とアフリカの農業―ナミビア農牧民の食料確保に注目して」石川博樹・小松かおり・藤本武(編)『食と農のアフリカ史―現代の基層に迫る』昭和堂,pp. 255-271.
  • 藤岡悠一郎(2016)「マルーラ酒が取り持つ社会関係―オバンボの暮らし」水野一晴・永原陽子(編)『ナミビアを知るための53章』明石書店,pp.264-268.
  • 藤岡悠一郎(2014)「南部アフリカ」日本アフリカ学会(編)『アフリカ学事典』昭和堂,pp.590-593.
  • 藤岡悠一郎(2013)「農地林の利用と更新をめぐる農牧民の生計戦略―ナミビア農村のポリティカル・エコロジー」横山智(編)『資源と生業の地理学 (ネイチャー・アンド・ソサエティ研究第4巻)』海青社,pp.165-186.

原 将也 (Hara Masaya)

  神戸大学大学院人間発達環境学研究科
専門 南部アフリカのザンビアの農村部において、人びとの移住と生業について調査しています。とくに地域外からの移住者を受け入れたことで、複数の民族が混住するようになったザンビア北西部の農村で、民族ごとの生業形態や土地利用の違い、形成される社会関係に着目しています。異なる民族の人びとが移住してきた経緯や、それにともなってどう地域と人びとが変わっているのかについて関心をもっています。
主な著書
  • 原 将也2017. アフリカ農村における移入者のライフヒストリーからみる移住過程―ザンビア北西部の多民族農村における保証人に着目して. E-journal GEO 12(1): 40-58.
  • Hara, M. 2017. Regional food security to cope with agricultural policy changes in North-Western Zambia. Japanese Journal of Human Geography 69(1): 9-25.
  • 原 将也2016. ザンビア北西部における移入者のキャッサバ栽培と食料確保. アジア・アフリカ地域研究16(1): 73-86.
  • Hara, M. 2016. Cassava cultivation and livelihood stability of the Lunda people in northwestern Zambia. 15th Congress of the International Society of Ethnobiology. Makerere University, Kampala, Uganda. August 2, 2016.
  • 原 将也2014. ザンビア北西部における多民族の混住と食料確保にみる社会関係. 福島直樹・原 将也・成澤徳子編『ラオス・ザンビア農村における生業と社会的ネットワークに関する研究—農作物と生活用品のやりとりを中心に』pp. 14-25. 京都大学学際融合教育研究推進センター総合地域研究ユニット臨地教育支援センター.
  • Hara, M. 2013. Livelihood strategy in multi-ethnic agricultural community, northwestern Zambia: Focus on food exchange on off-crop season. Livelihood, Social Ties, and Inter-personal Relationships in Agricultural Communities: The Social Dynamics in Southeast Asia and Southern Africa. National University of Laos, Vientiane, Laos. September 25, 2013.
  • Hara, M. 2013. Social ties and food exchanges in a multi-ethnic agricultural community in northwestern Zambia. African Potentials 2013: International Symposium on Conflict Resolution and Coexistence. Kyoto University, Kyoto, Japan. October 5, 2013.
  • 原 将也2013. キャッサバの種茎は銀行と同じだ―ザンビア農村の生活世界. アジア・アフリカ地域研究13(1): 66-69.

重田 眞義 (Shigeta Masayoshi)

Shigeta Masayoshi  京都大学 アフリカ地域研究資料センター
専門 エチオピア、ケニア、南スーダンなどの農村において、人びとと植物との関わりに注目しながら、生業の構造、変容、植物利用の形態、植物をめぐる在来知の生成と変容の過程などについて調査研究して来ました。在来知研究の成果を地域社会に還元する実践的な地域研究を主にエチオピア西南部の農村で行なっています。
主な著書
  • Masayoshi Shigeta & Morie Kaneko 2017. ZAIRAICHI (Local Knowledge) as the Manners of Co-existence: Encounters between the Aari Farmers in Southwestern Ethiopia and the ‘Other’. eds. GEBRE Yntiso et al., African Potentials: Conflict handling and peaceful coexistence, Bamenda: Langaa, pp. 311-338.
  • Tadessa Daba & Masayoshi Shigeta 2016. “Enset (Ensete Ventricosum) Production in Ethiopia: Its Nutritional and Socio-Cultural Values” Agriculture and Food Science Research 3 (2): 66-74.
  • 重田眞義・伊谷樹一 編著 2016. 『争わないための生業実践—生態資源と人びとの関わり』(アフリカ潜在力シリーズ 太田至 総編集 第4巻)京都大学学術出版会. 360p.
  • 重田眞義 2016. 「争わないための作法―生業と生態をめぐる潜在力」重田眞義・伊谷樹一 編著 2016. 『争わないための生業実践—生態資源と人びとの関わり』(アフリカ潜在力シリーズ 太田至 総編集 第4巻)京都大学学術出版会.
  • 金子守恵・重田眞義 2016. 「共存の作法としての在来知―エチオピア西南部に暮らす農耕民アリと「他者」との出会い」『紛争をおさめる文化—不完全性とブリコラージュの実践』太田至総編集/松田素二・平野(野元)美佐 編(アフリカ潜在力シリーズ第1巻)京都大学学術出版会.
  • Masayoshi Shigeta & Mamo Hebo 2014. “Continuity and Change in The Rights of Arsii Oromo Women to Property in West Arsii, Ethiopia” Nilo-Ethiopian Studies, Vol.19:1-14 (Co-authored with Mamo Hebo)
  • 重田眞義2014.「栽培植物」『アフリカを学ぶ事典』日本アフリカ学会、昭和堂
  • 重田眞義2014「地域研究」『アフリカを学ぶ事典』日本アフリカ学会、昭和堂
  • 重田眞義2014.「在来農業」『アフリカ社会を学ぶ人のために』Pp.240-253. 松田素二編、世界思想社

塩田 勝彦 (Shiota Katsuhiko)

 
専門 アフリカ言語学、ナイジェリア諸語(ヨルバ語、ハウサ語、ブラ語)。英語圏西アフリカのポピュラー音楽。
主な著書
  • 塩田勝彦 2015.「フェラ・クティのアフロ・ビートと、ナイジェリア音楽」,鈴木裕之・川瀬慈(編)『アフリカン・ポップス!文化人類学からみる魅惑の音楽世界』,明石書店.166-195.
  • 塩田勝彦(編)2012.『アフリカ諸語文法要覧』,溪水社.pp.301.
  • 塩田勝彦 2011.『ヨルバ語入門』,大阪大学出版会.pp.158.
  • 塩田勝彦 2010.『ハウサ語基礎文法』,大阪大学出版会.pp.214.
  • 塩田勝彦 2009.「言語の命を支える民族のアイデンティティ ― 言語大国・ナイジェリアのケース」,梶茂樹・砂野幸稔(編)『アフリカのことばと社会』,三元社.65-96.
  • 塩田勝彦 2003.「ブラ語名詞の特徴」,『アジア・アフリカ文法研究』第31号,東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所.27-44.
  • 塩田勝彦 2001.「ブラ語の動詞接尾辞」,『スワヒリ&アフリカ研究』第11号,大阪外国語大学スワヒリ語・アフリカ地域文化研究室.18-101.
  • SHIOTA, Katsuhiko 2000. “Some changes observed in Bura spoken by second generation in Maiduguri”, paper read at the Kyoto Conference 2000, Endangered Languages of the Pacific Rim Project (Osahito Miyaoka, director).

伊谷 樹一 (Itani Juichi)

Itani Juichi  京都大学 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
専門 アフリカの農村が直面している環境・エネルギー問題を農業・林業・牧畜業の観点から捉え、その関係性の分析をとおして問題の総合的な理解と解決策の創出を研究課題としています。アフリカ農村の生業は、経済面などにおいて相互に補完的な関係にありますが、その一方で土地や植物の食害などの資源利用の局面では競合・拮抗することも少なくありません。アフリカの地域経済がグローバル市場に巻き込まれ、人間活動が環境への負荷をますます高めているなか、農林牧をはじめとする生業の共存的な調和は自然資源の持続的な利用には欠かせなくなっています。私は、タンザニア南部の農村において、住民との実践的な活動をとおして複合的な生業モデルの構築に取り組んでいます。
主な著書
  • 重田眞義・伊谷樹一(編著)2016.『争わないための生業実践—生態資源と人びとの関わり』(アフリカ潜在力シリーズ 太田至 総編集 第4巻)京都大学学術出版会.361pp.
  • 伊谷樹一 2016.アフリカで木を育てる.FIELDPLUS (フィールドプラス) 15: 14-151.
  • 伊谷樹一 2016.生業と生態の新たな関係.重田眞義・伊谷樹一編『争わないための生業実践:生態資源と人びとの関わり』(アフリカ潜在力シリーズ 太田至 総編集 第4巻)3-16. 京都大学学術出版会.
  • 黒崎龍悟・岡村鉄兵・伊谷樹一 2014. タンザニア南部高地における住民主体の小型水力発電の展開. アフリカ研究 85: 13-21.
  • Itani, J. 2012. Introduction of external plants into Agro-silvo-pastoral complex, Tanzania. In: Incentive of local community for REDD and semi-domestication of non-timber forest products. (S. Kobayashi, K. Ishimaru, eds.). Ministry of Environment, Japan. pp. 96-104.
  • 掛谷誠・伊谷樹一(編著)2011. 『アフリカ地域研究と農村開発』京都大学学術出版会.520pp.
  • 伊谷樹一・黒崎龍悟 2011. ムビンガ県マテンゴ高地の地域特性とJICA プロジェクトの展開. 掛谷誠・伊谷樹一編『アフリカ地域研究と農村開発』285-300. 京都大学学術出版会.

元木 淳子 (Motogi Junko)

Motogi Junko 法政大学
専門 現代アフリカ文学。
とりわけ、マリアマ・バー、カリクスト・ベヤラ、スコラスティック・ムカソンガ、レオノーラ・ミアノらフランス語表現のアフリカ人女性作家について研究中。
主な著書
  • 「奴隷貿易の原点 −−レオノーラ・ミアノの『影の季節』を読む」、『法政大学小金井論集』第11号、2015年
  • 「ジェノサイドの起源 —スコラスティック・ムカソンガの『ナイルの聖母マリア』を読む」、『法政大学小金井論集』第10号、2013年
  • 「家族を探す遠い道のり −−マリー・ンディアイの『三人の強き女たち』を読む」、『法政大学小金井論集』第8号、2011年
  • 「分身の寓話−−アラン・マバンクの『ヤマアラシの回想』を読む」、『法政大学小金井論集』第5号、2008年
  • 「カリブの『嵐が丘』−−マリーズ・コンデの『移り住む心』を読む」、『法政大学小金井論集』第4号、2007年
  • 「女子割礼」はどのように表象されているか−−センベーヌ・ウスマンの映画『モーラーデ』を中心に」、『法政大学小金井論集』第3号、2006年
  • 「アフリカの内戦をどう語るか−−アマドゥ・クルマの『アラーの神にもいわれはない』の場合」、『法政大学小金井論集』創刊号、2004年
  • 「ポストコロニアル時代の移民文学」、宮本正興・松田素二編『現代アフリカの社会変動』、人文書院、2002年