桐越 仁美 (Kirikoshi Hitomi)

Kirikoshi Hitomi 国士舘大学 文学部 史学地理学科 地理・環境コース
専門 西アフリカ(ニジェール、ガーナ)のサヘル地帯、サバンナ地帯、森林地帯の3ヵ所をフィールドとして調査しています。サヘル地帯やサバンナ地帯の人びとの生業や森林地帯の特産品であるコーラナッツの交易を軸に、地域や民族を越えた人びとのつながりに着目しています。環境問題やインフラの整備、グローバル化による生活環境の変化によって活発な人的交流や物流が展開しているなかで、西アフリカの人びとがどのように連携し、新たな関係性を構築していくのかを研究したいと思っています。
主な著書
  • 桐越仁美 2016「コーラナッツがつなぐ森とサバンナの人びと―ガーナ・カカオ生産の裏側で」重田眞義・伊谷樹一編『争わないための生業実践―生態資源と人びとの関わり』(アフリカ潜在力シリーズ 太田至 総編集 第4巻)京都大学学術出版会, pp.85-118.
  • Kirikoshi, H. 2016. ‘Free access to kola nut collection and income opportunities for immigrant women in the cocoa forest zone of southern Ghana’, 15th Congress of the International Society of Ethnobiology, August 5, Kampala, Uganda
  • 大山修一・桐越仁美・イブラヒム マンマン2016「西アフリカ・サヘル帯における砂漠化問題と在来知識にもとづく新しい砂漠化防止対策の検討」『国土地理協会 学術研究助成報告集』第2章 : 57-74.
  • 桐越仁美 2015「ニジェール南部サヘル地域の耕作地における農耕民ハウサの樹木に対する認識と利用」『アフリカ研究』87: 13-20.
  • 桐越仁美 2014「リレーエッセイ第21回 人びとの樹木知識を可視化する―GISによる植生分析」『GIS NEXT』48: 96-97.
  • Kirikoshi H. 2013 ‘Tree management and Sharing Customs for Famine Food in the Hausa Society of the Sahel Region, West Africa’, International Symposium on Conflict Resolution and Coexistence, October 5, Kyoto, Japan (poster)
  • 大山修一・桐越仁美 2012「アフリカの地理学―地理学における新しいパートナーシップの確立に向けて」『地学雑誌』121: 913-927.
  • 桐越仁美 2012「アフリカ・北アフリカ・エジプト・ナイジェリア・東アフリカ」大山修一監修『地理シリーズ 世界の国々5 アフリカ州』(編集協力), 帝国書院
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