村田 はるせ (Murata Haruse)

Murata Haruse  
専門 アフリカ文学とくに旧仏領アフリカ諸国出身の作家がフランス語で書いた小説や児童文学に関心を持っています。作品が書かれた歴史的・社会的文脈に目を向けながらも、個々の作家がどのような表現で読者の想像力を喚起し、現実を見るときの見方を変えようとしているかを読み取ろうとしてきました。これまでおもに取り上げたのは、コートジボワールのヴェロニク・タジョ(Véronique Tadjo)、ベルナール・ダディエ(Bernard Dadié)、コンゴ共和国のエマニュエル・ドンガラ(Emmanuel Dongala)です。
主な著書
  • 村田はるせ,2016年,(発表)「コンゴ共和国の作家エマニュエル・ドンガラ(Emmanuel Dongala)の小説『狂犬ジョニー(Johnny chien méchant)』での子ども像 ―考え、判断する子ども―」(日本アフリカ学会第53回学術大会2016年6月4日,日本大学生物資源科学部にて)
  • 村田はるせ,2015年,(発表)「西アフリカのフランス語公用語圏諸国の児童文学創作――コートジボワールの作家・画家ヴェロニク・タジョ(Véronique Tadjo)の絵本から――」.(第3回 世界文学・語圏横断ネットワーク研究集会)
  • 村田はるせ,2015年,「フランス語によるアフリカ文学」,日本アフリカ学会編『アフリカ学事典』,昭和堂,2015年,pp. 92-93.
  • 村田はるせ,2014年,(翻訳)ヴェロニク・タジョ「彼の声」・評論「ヴェロニク・タジョの『イマナの影 ―ルワンダの果てまでの旅』とルワンダのジェノサイド」,『文芸思潮』第54号,pp. 106-121.
  • 村田はるせ,2015年,.研究ノート「共同出版される児童書 ―ベナンの作家・編集者B. ラリノン・バドとEditions Ruisseaux d’Afriqueの挑戦―」,『スワヒリ&アフリカ研究』26号,pp. 99-118.
  • 村田はるせ,2010年,東京外国語大学提出学位論文「アフリカで作家であるということ―ベルナール・ダディエ( Bernard Dadié )とヴェロニック・タジョー( Véronique Tadjo )から読む西アフリカのフランス語文学―」.
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