講演会「『足元』からの平和構築 ~ジェノサイド後のルワンダにおける障害者支援~」

ルダシングワ夫妻は、1994年のジェノサイド後、1996年にムリンディ/ジャパン ワンラブ プロジェクト(Mulindi/ Japan One Love Project)というNGOを立ち上げ、以来21年間、足の不自由な障害者のための義肢製作を続けています。この取り組みは、単なる美談ではなく、衝突や摩擦といった困難にも直面しました。真美さんのような外国人の「介入」に対して、反発を受け不信の目を向けられたこともありました。さらに凄惨なジェノサイド後であるがゆえの問題にも直面しました。

共催する二つの研究プロジェクトは、ともにフィールドからの視点を重視しています。この講演会では、20年以上にわたってルワンダで草の根の活動をし、また義肢製作という、二つの意味で「足元」からの平和構築に携わるルダシングワ夫妻をお招きし、地に足をつけた活動ならではの困難と成果について率直なお話を伺います。

日時:2018年1月12日(金)15時00分~17時00分
場所:稲盛財団記念館3階 中会議室[MAP

対 象:どなたでもご参加いただけます
参加費:無料
お申込:不要

お問い合せ先:
ooba.hirotsugu.7x * kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)

講 師:
ガテラ・ルダシングワ・エマニュエル
ルダシングワ(吉田)真美
(ムリンディ/ジャパン ワンラブ プロジェクト共同代表)

司 会:
大庭 弘継(京都大学大学院文学研究科)
コメンテータ:
近藤 有希子(日本学術振興会/同志社大学)

講演者プロフィール:
ガテラ・ルダシングワ・エマニュエル
1954年、ルワンダ共和国キガリ市ギソジ生まれ。幼い頃、病気の治療ミスのため、右足が麻痺した。1959年にルワンダで社会動乱が始まったころからベルギー出身のカトリック神父が設立した障害者施設で育ち、神父の「私がしたことに感謝する必要はない。その代わり弱者に対して手を差し伸べる気持ちを持て」という意思を引き継ぎ、現在の活動を進めている。1980年代に度重なる戦火を避けるためにケニアへ逃れパートナーの吉田真美さんと出会う。1994年の虐殺終結後にルワンダに帰郷。現在は、ムリンディ/ジャパン ワンラブ プロジェクト・ルワンダ事務所代表である。障害者に義肢装具を提供すると共に、障害者スポーツの普及に力を注ぎ、現在、2020年の東京パラリンピックに出場するため、日々練習に励んでいる。

ルダシングワ(吉田)真美
1963年、神奈川県茅ヶ崎市生まれ。1989年にケニアの首都ナイロビにあるスワヒリ語学校に留学し、現在の公私のパートナーである、ガテラさんと出会う。足に障害を持つガテラさんからルワンダの大虐殺や障害者の状況を聞いて義肢装具士になることを決意し、約5年間の修行後、その国家資格を取得した。1996年にガテラさんと共にルワンダでムリンディ/ジャパン ワンラブ プロジェクトを設立し、義肢装具の製作や義肢装具士の育成、障害者スポーツの普及、障害者に対する職業訓練などの活動を進めている。


共 催:
日本学術振興会科学研究費補助金・国際共同研究加速基金「人道的介入の実践における倫理/非倫理の類型化(国際共同研究強化)」(代表:京都大学・大庭弘継)課題番号:15KK0103

日本学術振興会科学研究費補助金・基盤研究(S)「「アフリカ潜在力」と現代世界の困難の克服:人類の未来を展望する総合的地域研究」(代表:松田素二[京都大学]),開発・生業班(班長・京都大学・高橋基樹)課題番号:16H06318

協 力:
京都大学大学院文学研究科,応用哲学・倫理学教育研究センター(CAPE)

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