[生業・環境ユニット第3回研究会](2011年11月26日開催)

日 時:2011年11月26日(土)15:00~17:00
場 所:京都大学 楽友会館 会議室5

プログラム

経緯と趣旨説明 メンバーによる研究紹介と話題提供 今後の方針についての討論

報告

まず、本ユニットの経緯と趣旨について世話人の山越言さん(京都大学)より説明があった。そして、第1回目の研究会「タンザニア農村における対立回避のメカニズム」、第2回の研究会「アフリカ自然保護の潮流:原生自然保護から住民参加型保全、そして新自由主義へ?」の開催について、伊谷樹一さん(京都大学)と山越言さんから参加者に対して説明があった。第1回目では、タンザニアの村落社会において争いの拡大を未然に防ぐ、紛争回避に関する事例を紹介したうえで、社会に内在する紛争回避メカニズムに関する議論がおこなわれた。第2回目では、自然保護をキーワードにして、環境保護を進める国家、国際NGOといった外部社会と地域コミュニティとの接触が契機となって引き起こされるコンフリクトを取り扱った。そののち、各メンバーが研究内容、関心について紹介したのちに、ユニットの方向性を討議した。本ユニットの性格上、紛争や内戦そのものを取り扱うことは難しいが、外部社会の変化に対する各アクターの対処方法、あるいは紛争の拡大を未然に防ぐ村落社会に内在する紛争回避メカニズムと在来性のポテンシャルに焦点をあてていくことが、ひとつの方向性として確認された。重要なキーワードとしては水、土地、植物、動物をめぐるコンフリクト、国家政策や援助計画、気候変動、ダム建設やツーリズムの導入がもたらす村落社会へのインパクトとその住民対応、市場経済や経済格差のなかでの平等性のあり方などが挙げられ、外部社会からのインパクトを考慮に入れつつ、地域社会のミクロな動きに着目していく方針が立てられた。(大山修一)

カテゴリー: 生業・環境(テーマ別研究ユニット), 研究活動 パーマリンク