小野田 風子 (Onoda Fuko)

  京都大学 大学院人間・環境学研究科
専門 東アフリカには地域共通語であるスワヒリ語で書かれた文学作品が豊富に存在し、現在も生み出されています。そのようなスワヒリ文学の中でも、東アフリカ諸国の独立後にローマ字を用いて書かれた作品群を現代スワヒリ文学と呼びます。私はこの現代スワヒリ文学を専門とし、その発展に大きく貢献したとされるタンザニア人作家、ユーフレイズ・ケジラハビ(Euphrase Kezilahabi, 1944-)の小説と詩を主に研究しています。また、東アフリカで人気の大衆歌謡「ターラブ」のスワヒリ語の歌詞にも興味を持っています。
主な著書
  • 小野田風子. 2016.「スワヒリ語現代小説『うぬぼれ屋』Kichwamajiにおける信頼できない語り手カジモト」『アフリカ研究』No.89, 日本アフリカ学会.
  • 小野田風子. 2016.「スワヒリ詩の変容と展開―定型詩、ターラブ、自由詩―」『MWENGE』第43号, アフリカ文学研究会, pp. 7-25.
  • 小野田風子. 2016.「スワヒリ語の視覚詩―詩人キザカ・ワ・ンベリアの紹介―」『JUA』第8号, 大阪大学スワヒリ語・アフリカ文化研究会, pp. 28-35.
  • ONODA Fuko. 2016. “Image of Circle in the Swahili Author Euphrase Kezilahabi’s Works”. African Literature Association Annual Conference. Atlanta, Georgia, USA.
  • 小野田風子. 2016.「タンザニア人作家E・ケジラハビによる望郷の詩を読む―独立後の時代と共に変化する作者の故郷への想い―」日本アフリカ学会.
  • 小野田風子. 2015.「語り手としてのカジモト像―E・ケジラハビKichwamajiの主人公カジモトをとらえなおす―」『スワヒリ&アフリカ研究』第26号, 大阪大学言語文化研究科スワヒリ語・アフリカ地域文化研究室, pp. 1-19.
  • 小野田風子. 2015.「主人公カジモトの女性関係から読み解くE・ケジラハビの『うぬぼれ屋』」『MWENGE』第42号, アフリカ文学研究会, pp. 2-7.
  • 小野田風子. 2015.「スワヒリ文学作家E・ケジラハビの作品にみる、独立後のタンザニアにおける作者の理想と挫折」第三回世界文学・語圏横断ネットワーク研究会集会.
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