坂井 真紀子 (Sakai Makiko)

Sakai Makiko 東京外国語大学 大学院総合国際学研究院
専門 アフリカ中央部のチャドをフィールドに、農村部の人々の暮らしと開発プロジェクトの関係性を調査してきました。その後、調査地をタンザニアとカメルーンに移し、グローバル化を背景とする人々の生業の多様化とお金の関係の変化を中心に研究を進めています。タンザニアでは、都市化により急激な変化を遂げる農牧民の生活におけるマイクロクレジットなどの現金の動きとコミュニティの支え合いについて調査しています。カメルーンではコーヒー栽培の終焉に伴う生鮮野菜の栽培と流通網の活性化に注目し、女性の野菜商たちのローカル定期市での生活戦略を追いかけています。
主な著書
  • Sakai, M. 2016 “Famine and Moral Economy in Agro-Pastoralist Society – 60 years of Rainfall Data Analysis”in Maghimbi, S., Mwamfupe, D. and Sugimura, K. eds. Endogenous Development, Moral Economy and Globalization in Agro-Pastoral Communities in Central Tanzania, Dar es Salaam University Press.
  • 坂井真紀子2016「アフリカ農村における金銭の貸し借りの歴史 -マイクロファイナンス編-」、東京外国語大学論集 No. 91, pp.213-226.
  • 坂井真紀子2016「東アフリカ農牧民社会の現代的変容:現金経済・都市化・土地問題③ 都市化による農牧民の稼ぎ方の変化とマイクロファイナンス -タンザニア・ドドマ市近郊の事例から-」口頭発表、第53回アフリカ学会学術大会、日本大学生物資源科学部
  • 坂井真紀子2016「カメルーン調査報告(2015年度)-西部州チャン市にみるローカル定期市・野菜小売商・生産者の関係-」、『グローバル化するアフリカ農村と現金をめぐる人類学的研究(科学研究費基盤B・杉山祐子代表/弘前大学)』中間報告書
  • Sakai M. 2016“Critical Analysis of Tanzania’s “Kilimo Kwanza (Agriculture First)” Policy”, 口頭発表、XIV World Congress of Rural Sociology (IRSA), 10-15, August, 2016, Toronto, Canada.
  • 坂井真紀子2014「政治史に見るチャドの混迷―「南」の歴史的形成過程と「国家」の不安定化―」、『クァドランテ』No.16、海外事情研究所、pp.77-94.
  • Sakai, M. 2014“Limits of Micro-finance and “Bank of Affection” in urbanizing agro-pastoral Gogo Society, Dodoma, Tanzania”Proceedings of 6th International Conference on African Moral Economy, ,ed. K. Sugimura, Fukui Prefectural University, pp.116-176. 
  • 坂井真紀子2012「農牧社会の変容とモラルエコノミー ‐タンザニア・ドドマ地方の事例から-」、『農林業問題研究』、第48巻・第2号、pp.314-319.
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