[第2回公開ワークショップ]荒木茂「サイエンスと地域研究の狭間で―実践的地域研究の試み」(第181回アフリカ地域研究会との共催、2011年7月21日開催)

日 時:2011年7月21日(木)15:00 ~ 17:00
場 所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室

題 目:サイエンスと地域研究の狭間で-実践的地域研究の試み
発表者:荒木 茂(京都大学アフリカ地域研究資料センター・教授)

要 旨:サイエンスが世の中にどれだけ役に立ってきたか、ということに対する疑問は多く挙げられてきた。福島原発事故がそれを加速することは必至である。しかし、地域研究が文理融合、学際的アプローチによって(個別科学を具体的場面に役立てる手段として)サイエンスを飼い慣らすことができれば、実践的地域研究として復権する可能性を秘めている。本発表は、開発に関わる科学者の仮説と、現地の人々の実践が邂逅する点をさぐるプロセスを、「不確実性の科学」として定置する試みを、カメルーンにおけるJST/JICA「森林-サバンナ持続性プロジェクト」を例に紹介したい。

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