[班研究会] 教育・社会班第1回研究会(2016年11月12日開催)

日時:2016年11月12日(土)10:30~13:00
場所:京都大学稲盛財団記念館3階小会議室2
(以下敬称略)

班のうち、教育学を専門とする6名が、他のメンバーから事前に出された要望や質問に答える形で、発表と討議を行った。発表内容は、(1)アフリカの教育開発及びその研究の国際動向(辻本)、(2)教育の成果の判断基準と評価(大塲、西向)、(3)理数科教育からみたアフリカ教育研究(中和)、(4)アフリカにおける教育提供主体(歴史と現在)(山田)、(5)学校教育と学校に行かないという選択(澤村)であった。

全体討議では、「歴史軸で考えた際、教育は制度化が進み、世界の多様な社会をスタンダード化、統合していくうえで、重要な役割を担ってきた。しかし教育により社会が統合されていくように見える一方で、文化やそれを構成する人々の関係はますます複雑化、多様化している。多様化と基準化の過程がいかに絡み合っているのかを探求することは重要であり、ここに教育・社会班がそれぞれの専門性を活かしつつ、より多角的視点から現在の状況を捉える取り組みができないだろうか。」といった視点が提示された。

大塲麻代

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