[班研究会] 言語・文学班第1回研究会(2016年11月12日開催)

日時:2016年11月12日(土)11:00~13:00
場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
(以下敬称略)

報告タイトル1:スワヒリ文学の受容の場を探る ―タンザニアにおける読者についての調査報告書(2016年9月11日~9月28日)―
氏名:小野田風子
所属:大阪大学

「誰がスワヒリ文学を読んでいるのか?」という疑問をもとに、2016年9月11日から28日の期間にタンザニアのダルエスサラーム、ザンジバル、ペンバにおいてスワヒリ文学についての調査を行い、調査結果の発表を行った。発表では、一般の人々へのインタビュー、作家へのインタビュー、そして二つのスワヒリ語学会への参加の経験を考察、分析し、スワヒリ文学を維持し発展させてきた文学の受容の場を明らかにしようとした。

報告タイトル2:タンザニアの言語政策におけるスワヒリ語への「揺り戻し」
氏名:沓掛沙弥香
所属:大阪大学

グローバル化に伴う世界的な英語化現象は、タンザニアにおいても英語の重要性を高め、近年では英語使用を強化する動きが活発であった。ところが、2014年以降スワヒリ語への「揺り戻し」が目立つようになる。そこで、このようなタンザニアの政策の動向の変化の背景と理由を明らかにし、また、人びとの意識との齟齬を確認することで、その問題を考察した。

竹村景子

This entry was posted in summary. Bookmark the permalink.